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下準備
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クーラーが備わるとコンプレッサーを支持するステーが備わるのですが、昔の一般的だったクーラーの場合、エンジンルームを覗いて左の奥の方から一本のステーが伸びてきます。
このステーを装着可能にするためにブラケットを装着してシリンダーカバーに穴を開けることになります。
作業中の一台はクーラーが必要ないとの事で外されたのですが、エンジンカバー類を取り外す機会がありましたのでその際に開けられた穴を埋める事に。
さらにこのタイミングでカバー類を塗りに出す事にもなりましたので、開けっ放しとはいかないですね♪

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合わせてクランクプーリーとジェネレータープーリーも持ち込む事にしたのですが、そうなるとクランクプーリーを固定するボルトもと思い同封することにしたのですが、その前にこのまま塗りに出して問題ないか確認。
恐らく過去にインパクトで締め込まれただろう痕跡が残ったみっともないボルトになってました。当初は綺麗に面取りされた部分も押し込まれ〜の叩かれ〜ので、変形し〜ののさらに角まで出来〜のな状態。

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そこで従来のように角をなくして改善。
ワッシャーが備わるほうはより重要で、このまま装着するとワッシャーを1周傷つけてしまいます。備わっていたワッシャーは既に傷だらけ。
どんな感じかという写真はないので、例えるならば手の皮が薄い方は触ると血が出ちゃう感じです。。。
そんな痛んだワッシャーは交換となるのですが、原因の1つであるボルトを改善しないままですと規定トルクで締めたとしてもまた駄目にしてしまいます。

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それ以外のカバー類も凹みや歪み等を修正して準備。
そして今回はパウダーコート屋さんに持ち込みました。



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Prototype History 18
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続きです。
これまでに紹介した軍事車輛の全てが空冷式エンジンを搭載していたため、極寒のロシアや灼熱のアフリカ等の過酷な戦地にて活躍するモデルもありました。
画像はアフリカの砂地用に開発されたバルーンタイヤです。空気圧が低くタイヤの接地圧を高める事で砂地等で潜らないように設計されています。

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本国のイベントシーンではN.O.S.と記載された売り物も目にする事が出来ますが、空冷式エンジンはエンジン単体としてもでも重宝され、様々な分野で使われる事になりました。
国民車構想を抱く前からヒトラーが描いていた自動車産業の理想的な形がここに生かされていたと思います。

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1940-1944までは軍用車のみならずType60 KDF wagenもセダンが約630台、コンバチガ13台程生産されているのですが、これらはナチ党員のための車として生産されたため、国民には一台もまわる事はありませんでした。
画像は戦時中に背算された13台のうちの1台と思われるType60のConvと1941年に生産されたType60の画像です。
この画像のKDF wagen/Type60には照射範囲を制限するヘッドライトカバーが備わっているので戦時中に生産された事を色濃く表してると思います。
このType60こそが終戦後に数多く生産される事になるVW Type1のスタンダードモデルとなるモデルにあたります。

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戦時中のKDF wagen/type60とポルシェ博士の画像ですが場所はハンガリーのブダペストにて撮影されています。戦時中の移動とあってヘッドライトカバーを装着し照射範囲を絞って走行しています。
しかしこちらの一台、バンパーのオーバーライダーが1938年の物になります。さらにライセンスプレートからもこれがVW38だということが分かります。こちらの11台目にあらるVW38はポルシェ博士のワーゲンだったのでしょか。。。

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こちらのKDF wagen/Type60にはヘッドライトカバーに加えてフェンダーの上にノテックライトが備わっています。

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これはWW2中のドイツで使用されるライトになりますが、ヘッドライトに備わるカバーは照射範囲を狭くするだけで光量はヘッドライトそのもですので明るく照らしてくれます。
これに対してこのノテックライトは上や後ろから光をカバーするヘルメットのようなカバーが備わり車輛の前をライセンスライトのようにやんわり照らしてくるライトになります。
やんわりした明かりですので夜道を走る際も先がどうなってるか?分からないので静かに移動する際に使用されたのかと思います。

続く。
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ピストンリング?
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ナナサン丸三が来た当初から症状が出ていましたが、ピストンリングがカッチカッチ状態な感じでした。乗り始めるにあたって手を入れていくうちに大分改善されて調子良く走ってくれるようになりました。
約1年で3万キロ走ったのですが今日は嫌な症状に見舞われました。
走行中の事でしたが、ストールかな?ミスファイヤかな?といった感じでボフっとたまにキャブが吹き返すような音が聞こえて来ました。
その際、後続車輛の光の中にホントにうっすら白煙?が出たような感じに見舞われました。
停車してエンジンルームを確認するとオイルフィラーキャップが外れていました。G/Kもしっかりしていたのですが切れています。さらにバルブカバーからもオイルが滲み出ていました。
恐らくピストンリングが割れてしまったのかな?と思われます。
そして爆発の際に割れたリングから吹き抜けてしまい、たまに鈍いボフッと言う音が聞こえたのかと思われます。オイル吹いてしまった原因も納得。
まだ走ってくれるのですがこの時点でO/Hする事にしました。
順番は最後になってしまうのでしばらく休憩となりそうです。

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ラバーチャンネル
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ファイヤーウォール部分にはエンジンが搭載される際に出来る隙間を密閉する目的でボディー側にラバーシールが備わるチャンネルが備わっています。
が、ウムムムッな状態でしたので改善。
恐らくはなんですが、ヒートエクスチェンジャーがエンジン脱着の際に干渉してしまうやり方だったためにカットしてしまったと思われます。
さらに左右共、折り曲げてありましたので、ファイヤーウォールシールラバーの役目がしっかり機能していません。元に戻すとなると少し大掛かりになってしまうので、今回はカットされてしまったボディー部分はそのままにラバーシールが備わるべき所から所まで備わるように高山鈑金!?で改善して対応する事にしました。
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Prototype History 17
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続きです。
Type82eをベースに生まれたモデルがType92のSS武装親衛隊モデルです。
SSはPrototype History6でも紹介しましたが、1925年にナチ党の党首ヒトラーを護衛させるために組織した親衛隊で、陸軍や警察でもなくナチズムを持った人物のみが入隊出来るヒトラーの私兵です。SSは憧れの組織であったようで数多くの志願兵がいたそうです。
入隊基準も緩和されゲルマン系の外国人の入隊も多く受け入れたため半数以上が外国人だったとあります。
1933年にはこのSSから幹部護衛隊を選抜しSS特殊隊として黒色の制服を着た隊員がヒトラーと行動を共にします。
エリート部隊のSS特殊隊は1939年に自動車化歩兵連隊に格上げ、さらに1943年には武装親衛隊の中の最強の連隊に格上げされ各国との戦いで活躍する事になります。
その際に使用されたのがType92 SSモデルです。
Type82eがベースとなったモデルでルーフキャリアやリアシート横に救急箱が備わりMP38/40の銃が通常で装備されます。Type82eは546台が生産されType87は562台が生産、対してType92は101台と生産台数が少ない希少なモデルになります。

続く。
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