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Prototype History 16
type230 w:c.png type230 2.png
続きです。
少し特別なモデルを紹介します。WW2中は燃料不足に悩まされ代替えの燃料を探す事になります。その中での解決策の1つとして木材や木炭に石炭があります。

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woodgas type230.png
既存の車輛にガス発生器とガス貯蔵器を装着し、キャブレターまで直接繋がるように配管が施されました。

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kdf type240.png

woodgas kdf.png
Type230/239がウッドガス発生器モデルでType82とype60がベース車輛となります。Type231/331はアセチレンガスモデルのPrototype,Type240は直接ガスボンベを後部座席に設置したPrototypeです。

続く。


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Prototype History 15
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続きです。
ポルシェ博士が4×4の依頼を受けた後、さらに陸軍兵器局からポーランド侵攻のためにType82キューベルワーゲンをベースにした水陸両用の車輛をポルシェ博士に依頼したそうです。この時の要請内容の中には4輪駆動化が含まれていましたが、Type87で取り組んだ4×4の技術を生かしたと思います。

schwimm climbing out.jpg

Type 128.jpg

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数ヶ月後にはType128/シュビムワーゲンA型を3台完成させシュトゥットガルトの近くマックスアイトと呼ばれる湖にてテストを行います。
エンジンはType87に搭載した1086ccからさらに上げられた1131ccを搭載し、その後各モデルにも使用されることになるエンジンです。
1940年の事でしたが翌年の1941年にはKDF wagen市のファクトリーにてさらに30台が生産され陸軍に配備されます。
この時から10年後、圧縮が上げられポルシェ356のプロトタイプに搭載される事になるエンジンです。

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シュビムワーゲンのPrototypeと言えるType128のテストによって生じた問題点を改善し,軽量化されて生産されたモデルがType138/シュビムワーゲンB型になります。まれにType128 Bと呼ばれることもあります。このモデルは約125台生産されましたが、Type128と同様にボディ構造等に問題が発生することが多く改善に迫られます。

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Type138の生産と同時期にType129と呼ばれる特殊モデルも生産されます。当時としては特別な一台で無人で爆弾を配送することが出来るボディーがクローズド型のシュビムワーゲンですが、実用には至らずでした。


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Type128 Prototype

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Type166 Prototype

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Type166生産型

Type138の問題点を改善したモデルとしてType166/シュビムワーゲンC型が完成します。Type166シュビムワーゲンは最終完成型水陸両用車輛でホイールベースが2400mmから2000mmとなり、乗車定員も5人から4人に変更し小型化されました。そしてKDF wagen市のラースレーベンにて14,276台とポルシェによって1,308台の計15,584台が生産されました。ちなみにこの生産台数は歴史の中で最も量産された水陸両用車になります。

戦後シュビムワーゲンは地元の警察や消防団、農家の方々が使用する事になったのですが、乗り降りがしやすいようにボディーをカットして使われる事が多かったようです。
ボディーがカットされたシュビムワーゲンがあったとするならば、そういう歴史があったてことですね♪
またType166のレジストリでは163台の現存が確認されていますが、その中の13台は当時からのオリジナルコンディションをキープしたまま現存しています!

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戦後イギリス軍はファクトリーからここでシュビムワーゲンの部品を持ち帰り、1945年から1946年の間に6台のシュビムワーゲンを製造しています。
イギリス製のシュビムワーゲンも一台現存が確認されています。

続く。

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Prototype History 14
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続きです。
ヒトラーと同じくドイツ陸軍兵器局からの依頼を受けて訓示車輛の製作に取り掛かったポルシェ博士が最初に製作したType62から始まり改良を加えてType82が完成します。


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Type82キューベルワーゲンのシリーズの中の1つにある‟E"はキューベルワーゲンのボディーをType60/KDF wagenの物に換装したモデルでType82eと呼ばれます。
分かりやすくは悪路走行可能な4×2Type60=Type82eになります。

a rare VW82e off road sedan with Typ60 body.jpg
戦後の話しになりますが、イギリス軍がTYPE82eをテストし、TYPE51として一定期間生産が継続されることになります。


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Type82の開発と時同じくして4×2のキューベルワーゲンではなく4×4の4輪駆動の試作車輛Type86の製作もスタートします。Type82はKDF wagen市のファクトリーにて生産されますが、4輪駆動の製作はキューベルワーゲンと違ってファクトリーでは行われず、ポルシェ博士の本拠地シュトゥットガルトにてType86として取り組む事になります。


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そして6台の4×4駆動のType86が完成します。
このTYpe86はType87のPrototypeにあたり、このPrototypeを元に生産される事になったのが4×4駆動のType87になります。

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Type87は3種類の仕様が用意され最終的には約670台が生産されました。


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Type87は4輪駆動になった事に加えてポルシェ博士の本拠地での生産であることから、エンジンは他のKDF wagenと異なり、ポルシェ製の排気量が985ccから1086ccに上げられたものを搭載します。

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Type87に設けられた3つのせっていの1つ‟1"は3座席仕様になります。
よって画像はType871の室内になります。
Type82も同じ番号が同じ仕様になりますのでType821は座席が3つのキューベルワーゲンになります。


vw type 51.jpg

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こちらも戦後の話しになりますが、イギリス軍の管理下で2台のType87が製作されます。
この2台はType87に手を加えた2台とされており、画像にあるType87がイギリス軍の管理下で製作されたType87になります。
バンパーが外され、フェンダーの形状も変更。ローラーみたいなものがフロントエプロンに装着されたり、排気の取り回しが変更されたりしています。

続く。

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Prototype History 13
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続きです。
1938年にヒトラーが描いた国民車構想は度重なる厳しいテストを終えて最終的に完成したType38のPrototypeを国民車の完成型としKDF wagenと命名。
さらに、これまでになかった規模でKDF wagenの生産工場の建設も急ピッチで進められる事になり国民が国民車を得る為にDAFの組合員になり毎週5マルク貯めて所有する事を目標にしますが、第二次世界大戦の勃発により、数多くの計画が達成されないまま工場は軍需産業のために使用される事になります。
国民車=ドイツの人々のためのKDF- Wagensの生産は行われず軍用車が生産される事になります。

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VWの歴史の中で1938年は特別な一年になりますが、VW38を完成させた1938年にドイツの陸軍兵器局から軍用車製作の依頼をポルシェ博士は受けます。そしてVW38をベースに軍用車の製作をスタートさせました。
VW39がが50台生産された1939年に陸軍兵器局の要請に沿った軍用車両Type62を数十台完成させます。

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このType62も様々なテストによって改良が行われていきます。

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Type62のテストを経て完成するのがType82キューベルワーゲンです。
Type82は1940年から国民車に変わってKDF wagen市のファクトリーにて100,000台の生産を予定し生産が開始されましたが半分にあたる約50,000台にて生産が終了します。
よってType62はType82/キューベルワーゲンのPrototypeとなります。


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Type82は4を除いた0から8までの7種類に加えてE型が加わり全8タイプあります。またType82から派生されたモデルも製作されています。画像は8タイプあるうちの1つで戦車教導隊用車輛Type823です。
3は戦車教導隊用車輌となっており、戦車のようなボディーをまとうのですが、見た目のみで普通にタイヤで走るモデルです。


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Type155と呼ばれる試験車輛ですが、こちらは実際にキャタピラを装着した積雪地帯用に向けて製作されたテスト車輛で何種類か生産されています。

続く。
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Prototype History 12
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続きです。
1938年にVW Type1の原型とも言えるモデルが303V/VW38のプロトタイプにあたる3台で、この3台が生産されてから生産が終了するまで、その基本骨格に大きな変更がありませんでした。
同年にKDFワーゲンを生産する工場の建設も決まり起工式も行いました。
さらにベルリンでモーターショーも開催されますが、ここでヒトラーはポルシェ博士と共にドイツ国民のための車=KDFワーゲンを発表します。
この後で生産されるKDF wagenがType60になります。

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さらにテスト走行等も披露されその高いポテンシャルで各国の人々までも驚かせることになります。

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あまり見慣れない貴重な一枚。
翌年のベルリンモーターショーのフライヤー♪

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(KDF wagenのカタログ)

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(紙面にてKDF wagenの魅力を紹介)

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そして国民に国民車としてKDFワーゲンが浸透するように数多くのポスターが作られ、大々的な広報活動が繰り広げられる事になります。

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Prototype History 7で紹介したDAFのシンボルはナチスのハーゲンクロイツを歯車の中に描いた物になります。KDF歓喜力行団は歯車の外に風車のように4枚の羽が備わります。
このKDFのシンボルを元にハーゲンクロイツをVWに変更しKDF wagenのロゴが出来てるかと思います。
このロゴは1939年に使用された最初期のものです。
よってまずこのマークが備わるワーゲンに乗る事はないでしょう。。。

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1939年以降はDAFのシンボルにあるハーゲンクロイツをVWに変更したシンプルなものになりますが、DAFドイツ労働戦線が色濃く出たロゴになります。
第二次世界大戦中に使用されたロゴになりますが、ドイツのイベント会場ではこのロゴがはいった部品を多く目にする事ができます。

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第二次世界大戦以降は歯車が普通のサークルに変わり、今日のVWで見慣れたものに変更されます。厳密には色等含め何度と変更されますが、丸書いてVとWは戦後から変わらずです。

続く。
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